始末、算用、才覚で経営を考える。

始末、算用、才覚で経営を考える。

 

始末、算用、才覚は江戸時代の商売に関する言葉ですが

今のビジネスにも通じます。

 

始末=経費節約によって出費を防ぐ コスト意識の事です。

コスト意識がないと「なんでも会社経費で落とせばいい」的な発想になりがちです

電気代、シャープペンシルの芯、移動交通費などなど

細々と始末できるところは始末する。その徹底が必要です。

 

算用=原価と売値を管理すること。

そろばんを弾いて儲かるかどうかを計算する必要があります。

ただ、仕入れ先や下請けから買い叩いて利益を出すのは間違っています

正価で仕入れて儲けを出せるように知恵を絞るのが商売人です。

 

才覚=どこに目をつけて商売をするのか。

今でいえば戦略的思考ということになるかもしれません。

商売での経験やその人の生きざまなどに大きく左右されますが

「これは儲かる」という直感が大切なような気がします。

 

 その上に緻密な計算ができればいうことはありません

 

この3つのポイントを押さえれば商売は回りだします。

間違いに気づけば、その時直せばいい。その気持ちで始末・算用・才覚を

磨いていきましょう。