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営業物語 9 お客様の心に刺さる基本ルール

商品説明をするとき、

チラシの営業であれば

何を説明すればいいでしょうか?

 

もちろん、模範解答はありません

その会社の方針や何を商うかで

「ものの言い方」が違ってくるからですが

下の3例を見てください

もしセールストークで強調するなら

どれを選びますか?

 

A~Cどの情報もお客様にお伝えすべき情報です

しかし「刺さるか」となると・・・

 

やはりCですよね

 

「A」は当たり前の話です。

悪い紙で印刷が汚いなんてありえないから

強調されても刺さりません。

 

 

「B」は実はお客様からみたら

「ふ~ん。そうなんだ」レベルの話です。

きっと「なるほど~」と深くうなずいて

くれますが刺さることはほぼありません。

 

 

 

「C」がお客様には一番刺さります。

理由はチラシを依頼する理由に最も近い

からです。

言わばお客様の心の中にある不安

「読んでもらえるかな」に対する

答えになっているからです。

 

チラシを作るのはいいけど

会社や商品を認知してくれるかな?

店に来てくれるのだろうか?

買っくれるだろうか?

という不安を感じて発注先を探します

 

だから

読んでいただけるチラシを作ります!

 

って言うフレイズは刺さるのです

 

このことはあらゆる商売で同じです

 

魚屋さんの店頭で考えてみましょう

「いい鯛が入りましたよ」よりも

「鯛、お造りにしますよ。旬の鯛でグッと一杯やって下さい」

というトークの方が興味が持てます。

 

鯛はうまそうだけど調理する自信はない

のを「お造りにしますよ」で解消してます。

もちろん、お造りにするのは無料サービスです。

 

「鯛でグッと一杯やって下さい」で

酒を飲むシーンを想起させ、プライスレスな

「うまい!=至福の瞬間」までもっていきます。

 

鯛
店頭に並んでいるのは鯛
鯛のお刺身
お客様の頭の中に想像されるのはこちら

魚屋を覗いている「さかな好き」の

お客様にこのトークが刺さらない訳がありません

 

お客様の心にある不安解消や

こんな風になれる「楽しい」が待っている

これをセールストークにする

 

 

これが、お客様の心に刺さる基本ルールです